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zoom RSS 国立歴史民俗博物館の企画展「1968年」

<<   作成日時 : 2017/11/13 21:04   >>

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 11月10日に千葉県佐倉の国立歴史民俗博物館(歴博)でやっている企画展「1968年」を見に行ってきた。たった50年前の時代をテーマにした企画展を歴博でやるようになったとはびっくり。そのチャレンジ精神に敬服すると同時に、「そうか1968年は歴史の一部になってしまったのか」という思いが湧いてきた。あの年私は高校3年生だったから、若かりし自分が陳列棚に入ってしまった気がした。

 展示は2部構成。1968年の社会が内包していた社会の新しい動きを多面的に再構成した第1部、その中でも大学に焦点をあてた第2部。ベトナム戦争反対運動、水俣病闘争、横浜と神戸の住民運動、三里塚闘争、第1部で取り上げられたテーマは展示スペースでカバーすることは到底できない重さを持っていたし、その多くは今も現在進行形で続いている。

 第2部の全共闘運動はなかなかまとめるのに苦労したろうなというのが感想で、担当者の苦心のほどがわかる。

 この企画展を見ていて気になったのは新左翼の政治党派を意識的に遠ざけていたことだ。ベトナム反戦運動であれば羽田闘争、佐世保闘争、王子野戦病院闘争は新左翼の党派抜きには語れないし、三里塚もそうだろう。全共闘運動と新左翼諸党派の関係も単純ではない。企画展の担当者はそんなこと百も承知だろう。おそらく新左翼諸党派が当時果たした役割は否定しがたいにしても、その後の日本社会に与える影響を考えた場合、あえて触れないでおくことを選んだのではないか。

 企画展は11月26日まで。金曜日の午前中、しかも佐倉というけっして便利とはいえない場所での企画展だから、お客は多くはなかった。年代も1968年当時に青年だったろうなという方々(私もそう)がほとんど。通常展示は小学校の見学者が多くて賑わっていた。東博や西洋美術館がいかにもといったテーマの企画展をやって多くの人を集めるのに対して、歴博の企画展は意表を突く視点が魅力だ。

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