台湾アニメ「幸福路のチー」

 台湾のアニメを初めてみた。ソン・シンイン監督作品の「幸福路のチー」、ただし吹き替え版だった。粗い画面かもしれないが大人の鑑賞に堪える作品だった。日本のアニメの多くがジャリ向けか、絵はきれいでも内容は空疎かおセンチなだけなのに対して、こちらは台湾社会の同時代史を背景にしっかりすえた少女の成長物語となっている。最近中国映画は元気がないよう…
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韓国映画「パラサイト」

 ポン・ジュノの新作でカンヌのパルムドールを獲得した作品ということで期待しながら横浜ららぽーとに行った。新宿なんかと違ってここはファミリー向けのシネコンなので、平日昼では客は30人ほどだった。話題の韓国映画とあって若い人もいた。  さて映画だが期待に違わずとにかく面白かった。先が読めない展開に「やられたな」と思った。通りに面した半地下…
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豪雪地帯を期待していたのに

 1月16日、以前から決行しようと考えていた飯山線の旅をしてきた。ここ数年、JR東の15000円乗り放題を利用して豪雪地帯をめぐる旅をしてきた。大物は残りわずかとなり今年は飯山線に挑戦となったわけだ。実は昨年も挑戦したのだが、飯山で雪のために列車が運行停止となってあえなく敗退したのだった。であらばこそ期待は大だった。  当日の関東は晴…
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寅さんと「キューポラのある街」

 今年最初の映画として「男はつらいよ お帰り寅さん」をみてきた。そして年末に録画しておいた「キューポラのある街」をみた。いろいろな感想はあっても一言で言えば寅さんは懐かしかった。みんな死んじゃったなあ。寅さんに若かりし頃の吉永小百合の姿があった。それで「キューポラのある街」をみようと思った。  寅さんの第一作は1969年、前年に放映さ…
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永井愛作・演出「私たちは何も知らない」

 先週、池袋の芸術劇場で永井愛作・演出の新作劇「私たちは何も知らない」をみてきた。幕開けが「原始女性は太陽であった」で知られる『青鞜 』の創刊宣言をラップで流れたのにびっくり。これは昔のお話しではないんだというアピールなんだろうか。  『青鞜』は青鞜社に集まった女性たちが1911年から1916年まで発行した雑誌のことで、高校の教科書…
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映画「家族を想うとき」

 ケン・ローチ監督の最新作「家族を想うとき」を1週間ほど前にみてきた。社会派の代表的監督としてケン・ローチはメッセージ性の強い作品を送り出してきた。虐げられたものに光をあてる作品には何らかの救いが見られた気がするのだが、「家族を想うとき」はそれが直接には見あたらない息苦しさが見終わったあとに残った。カタルシスがないといえばいいのか。 …
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田中正造記念館と館林

 天気がよくなるのを待っていつか行こうと思っていた群馬県館林の田中正造記念館に行ってきた。館林といっても関東の人だって行き方がすぐに思い浮かぶ人は少ないだろう。北千住から東武伊勢崎線で1時間半ばかりで行けるのだが、新幹線もJRも通っていない主要都市というわけで知名度が低い。栃木県にも栃木とか大田原などが同じように知られていない。  今…
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田端から日暮里へ

 前から訪ねたいと思っていた田端の文士村記念館と日暮里の子規庵を回ってきた。田端は関東大震災で郊外の領域が荻窪あたりまで拡大するまで、東京西郊の新興住宅街だった。安い家賃ということもあってだろう文士や画家などが大正から昭和初期にかけて集まり住むようになった。なかでもよく知られるのが芥川龍之介だった。彼は田端駅からほど近くに居をかまえてい…
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映画「ジョーカー」

 ハリウッド映画は年に1,2本しかみない。嫌いなわけではなくて優先順位がいまいち低いからだ。以前、バットマンの映画でヒース・ロジャース演じるジョーカーにいたく感心したので、今度のそのものずばり「ジョーカー」もぜひとも見ておこうと思った。  トッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演。人気司会者役は見たことあってなかなかの存在…
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映画「帰れない二人」

 初期作品の「プラットホーム」以来、ジャ・ジャンクーの監督作品をなるべく見るようにしている。激変する中国社会を背景に一所不住のさすらっていく人びとが常にテーマになっていた。だから必ずロードムービーになる。  最近作の「帰れない二人」も同じだ。2001年から17年間の時の流れの中で、大同から長江上流の奉節、さらには新疆のウルムチまでを漂…
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映画「米軍が最も恐れた男カメジローの生涯」と「太陽がほしい」

 二日続けてドキュメンタリー映画を横浜でみた。まず「米軍が最も恐れた男カメジローの生涯」(佐古忠彦監督)。前作「米軍が最も恐れた男その名はカメジロー」の続編になる。沖縄人民党を率いて米軍政と真っ向から対決した瀬長亀次郎の生涯を描いたのは共通するが、1950年代から書き継がれた日記を素材としながら亀次郎の素顔に迫ろうとしているのが本作の特…
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映画「新聞記者」、役者さんたちの勇気に拍手

 話題の映画「新聞記者」(監督藤井道人、製作河村光庸)を見てきた。横浜港北ニュータウンのシネコンは平日の午後ならガラガラのはずが8割方の客の入り、これなら都心の新宿ピカデリーなら満席になってもおかしくはない。  誰がどうみたって安倍政権がモデルの政権(映画では直接は誰も登場しない)のスキャンダルを追う女性記者(シム・ウンギョン)、…
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五能線と金木への旅

今年もJR東日本の15000円乗り放題切符で貧乏旅をしてきた。4日間有効なので1日は大糸線の旅で費やし、中一日をおいて五能線乗車と金木散策をすることにした。 さて6月22日、早朝東京発のこまちに乗って秋田に行き、ここで五能線のリゾートしらかみ3号に乗り込んだ。五能線といっても近年人気急上昇の路線で、能代と五所川原を結んでいるので五能線…
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映画「主戦場」にのけぞる

ユニークな話題のドキュメンタリー映画を遅くなったがようやく横浜ジャック&ベティでみてきた。ほぼ満席。上映館は神奈川ではここだけだから当然か。 この映画はアメリカ映画という分類になるらしいが、舞台は日本、テーマは「従軍慰安婦の何が真実なのか」。監督は日系アメリカ人で日本に留学経験のあるミキ・デサキ。 映画の基本は、従軍慰安婦が日本…
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戸隠森林植物園のミズバショウ

 久しくミズバショウを見ていないと数年前から思っていた。そこで今年は戸隠森林植物園に行ってみることにした。横浜から日帰りなんて昔は考えもしなかった。5時前に家を出て6:28東京発のはくたかに乗って長野駅に着いたのが8:06、そしてバスに乗って森林植物園入り口には9:45に着いていた。自家用車で来ている人が多いのか駐車場にはかなりの車がす…
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多磨全生園とハンセン病資料館

 前から一度は行かねばと考えていた多磨全生園とその構内にあるハンセン病資料館に出かけた。武蔵野線の新秋津駅からバスで10分、全生園前で下車し、全生園の外郭沿いに10分歩くとハンセン病資料館に着く。ここはハンセン病についての誤解と偏見を取り除くことをめざして1993年に開館した施設で、ハンセン病の患者さんたちが今も暮らす多磨全生園の一画に…
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韓国映画「金子文子と朴烈」

 横浜ジャック&ベティで韓国映画「金子文子と朴烈(パクヨル)(原題「パクヨル」、英語題名Anarchist from colony」をみてきた。なかなか不思議な映画だ。映画の舞台は関東大震災直後の日本、登場人物たちのセリフ総量の大半は日本語で一部韓国語、俳優は韓国人、在日韓国人、わずかの日本人。監督は「王の男」で知られるイ・ジュンイク。…
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韓国映画「共犯者たち」

 前回見た映画は「記者たち」だった。イラク戦争の真相を報道したアメリカニュース社の記者たちが主人公だった。「共犯者たち」はドキュメンタリー映画で、李明博政権、朴槿恵政権下の言論弾圧に抗した国営放送のMBC、KBSの記者たちが主人公である。  「記者たち」と「共犯者たち」との最大の違いは、アメリカではニュース社が社としてブッシュ政権…
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映画「記者たち」

 ハリウッド映画の「記者たち」をみてきた。監督は「スタンドバイミー」で知られるロブ・ライナー。実話を映画化したこの映画、今の日本にどんぴしゃといった内容だった。  9・11で愛国主義の嵐が席捲するようになったアメリカでは、報復のためのアフガニスタン出兵後、ブッシュ政権はイラクとの戦争を画策し始める。イラクのフセイン政権がアルカイダ…
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ドイツ映画「小さな独裁者」

 横浜のJ&Bでドイツ映画「小さな独裁者」(監督ロベルト・シュヴァンケ)をみてきた。期待どおりの秀作だった。監督も俳優さんも誰も知らなかったけれど記憶に残る作品となった。  ドイツ降伏直前の1945年のドイツ、兵士の士気は下がり逃亡兵が相次いだ時期が舞台である。おそらく新兵のヘロルトは脱走して逃げるさなかに放置された軍用車の中にナ…
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